心筋炎と意識障害
S-A型は正式名称「Stokers-Adams」と呼び、意識障害や失心、痙攣をきたす発作があり、その原因は心室細動による心原生の循環停止が脳虚血になることといわれています。
この型は急激な経過をとるのが特徴で、発作後、発症までの期間は半日から3日です。とはいえ心拍出量の変化はどちらかというと軽度で、EFの低下もほぼ正常の70%程度という結果が出ています。
そのため心電図の変化も著明。S-A型にあてはまる型は、「劇症型」「急性致死型」「無症状突然死型」など。2つ目のPT型は「発作性頻脈拍」といわれS-A型同様ETの低下は少ないといわれています。
だいたい60%程度の低下でしょうか。ただ前駆症状より発症まで7日から14日もあり、心電図変化でも上室性頻脈が特徴的です。症状は動悸と脈拍200/分を超える頻脈と胸痛、蒼白など。
別名「Electric Failure」ともいわれています。3つ目のPF型は正式名称「ポンプ失調」と呼ばれ、前駆症状から発症まで3日から5日間と報告されています。
また心電図変化も「ST-T変化」と「T波の逆転」で初期症状からETの低下があることが特徴的です。またこの低下が進行し続けると、通常50%以下となるEF低下が30%切ってしまうこともあるんだとか…。
以上が小児期の急性心筋炎の3つの型になります。心筋炎は心電図変化が多彩なため、油断は禁物。それは心電図変化の期間が比較的短期間だからです。
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